レース前の確認:良い馬の見極め
一般的に言う「良い馬」とはどのような馬をいうのでしょうか。馬の見方は人それぞれですので、好みや偏見などから好きな馬に目がいきがちかもしれません。また、脚の筋肉の突き具合などは馬の個性などもあるためプロでないとなかなか難しいとも言われています。ここでは一般的に良い馬と言われている例を紹介していますので、歴代の名馬などと比べて良い馬を見極めてる力をつけましょう。
良い馬の見極め例
- 柔軟な皮膚で尚且つ、薄い
- 馬は大量の汗をかいて体温調節をしています。またレースになると激しい動きの後は体内の熱を外に放出しなければいけません。
このことから皮膚が血管まで透けるように薄い馬は熱の発散能力が高くレースでもバテにくいと言われています。冬は皮膚が長い冬毛に覆われているので判断が難しくなりますので、暖かい時期によく確認しておきましょう。 - 胴が長く背中が短い
- これは競馬の世界で昔から言われているいて「長駆短背」と呼ばれています。背中が短いと腰の部分が発達して、強い推進力があると言われています。
そして、原の線が長いのは、それだけ飛びが大きく、大きなスライドを生み出せることを意味しています。しかし、歴代の名馬が全てこれに当てはまるかというとそれは違います。見方としては平均以上でいい馬の見分け方程度としておけばいいでしょう。 - 繋ぎが長くて寝ている
- 繋ぎとは馬の脚のひづめから球筋の部分を言います。この部分は走るフォームに影響すると言われているようです。繋ぎが長く、角度が適度に寝ている馬は吸い戦力があり、衝撃を吸収するとのでケガもしにくいようです。
一方で、繋ぎが短く、角度が浅い馬は、芝の推進力には劣るが、短距離やダートに適正があると言われています。 - トモが発達して美しい
- トモとは、後ろ脚、腰~飛節のあたりを指します。競走馬のエンジンとも言えるので、もっとも前に出る力を生み出す部分です。
この部分の筋肉が発達してハリがよく割れている場合は、トモが充実していると呼ばれます。この部分は歴代名馬のデータと照らし合わせてもほぼ半数がこの例にあたるので、良い馬の見極めとしては絶対に覚えておきたいところです。