エルコンドルパサー
生年月日 | 1995年03月17日 | 性別/毛色 | 牡/黒鹿毛 |
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戦績 | 国内:7戦6勝 海外:4戦2勝 |
父 | Kingmambo(USA) |
総収得賞金 | 376,078,000円 | 母 | サドラーズギャル(IRE) |
生産者 | Takashi Watanabe (米国) | 馬主 | 渡邊隆 |
1995~2002。「史上最強世代」の筆頭格と言われています。距離・位置取り・芝・ダート・馬場・競馬場総てにおいて抜群の対応力を示し、11戦8勝(GⅠ3勝)2着3回と生涯連対を記録。出遅れて最後方からの競馬に成りながら、直線でゴボウ抜きを決め、7馬身差の圧勝を飾ったデビュー戦からして圧巻でした。
JCや凱旋門賞で見せたパフォーマンスもこの馬の底知れぬスケールの大きさを感じさせます。JCは日本の3歳馬としては史上初めて優勝という快挙を達成。また、スポット的に凱旋門賞を目指して失敗する日本馬が少なくないが、この馬は欧州に腰を据えてG1イスパーン賞(2着)、G1サンクルー大賞(1着)、G3フォワ賞(1着)を消化してから本番に臨み、最後にモンジューに差し切られたものの、僅差の2着という成績を収めています。
モンジューがいたのは不運としか言い様がないが、3着馬を6馬身ちぎり捨てており、「今年(1999年)の凱旋門賞は2頭チャンピオンが存在した」と地元メディアからは絶賛される程強さを見せ付ける走りでした。そして、関係者の並々ならぬ決意による臨戦過程と、エルコンドルパサー自身の披露した走りは後続の日本馬への模範を示したと言われています。